パナソニックホールディングス(HD)子会社の
エアコンやテレビアンテナなどの設置工事で法令違反があった問題で、
HD傘下のパナソニックコンシューマーマーケティング(大阪市)は29日、
2万2821件の建設業法違反があったと発表した。
同社は建設業の許可を取得しており、エアコンやテレビアンテナの設置工事をする際、
建設業法に基づき主任技術者を配置する義務があったが、一部の工事で怠っていた。
報告書によると、データが確認できた平成22~令和4年度の設置工事約2万3千件のうち
大半で主任技術者を配置していなかった。修理案件などでも法令違反があった。
原因については、建設業法に対する理解不足や内部統制の不備に加え、
専門店への行き過ぎた忖度(そんたく)を指摘した。
(産経新聞)